第2回  「大人になるとカラダが硬くなるのはなぜ?」

からだが硬い両親の場合、その子どもは柔軟性が低いのかというと、必ずしもそうではありません。親子で骨格が似ることの影響は多少あるかもしれませんが、そういった遺伝的要素よりも子どもの柔軟性に影響が大きいのは、ライフスタイルです。
では、赤ちゃんのことを思い出してみてください。「赤ちゃんのからだはどうしてこんなに柔らかいの」と驚かれた記憶はありませんか。赤ちゃんのからだはデリケートで筋肉や腱、靭帯、関節などは未成熟でとても柔らかいものです。ですがそんな赤ちゃんのからだも、成長と共に柔軟性が失われてくるのはなぜでしょう。
いくつか理由は考えられますが、最も大きな影響は成長するにつれて、日常動作がパターン化していくことだと思われます。からだの柔軟性は関節の可動域と関係が深いのですが、大人に成長するにつれて一般的に日常動作で、関節可動域をいっぱい使うことはほとんどなくなっていきます。そのため、可動域も狭くなり、柔軟性も衰えていくのです。
特に親がからだを動かさないライフスタイルをとっていると、自然と子どももそのライフスタイルを引き継ぎますので、注意したいものです。

親子でやってみよう
からだの硬さ比べ

いくつ合格できましたか?だめだったところはストレッチで改善しましょう。

普段の生活で、からだを動かしていると思っていても、関節の可動域をいっぱいにつかうことはなかなかありません。柔軟性が衰えると筋肉のバランスが崩れ、骨格のゆがみなどを招きます。それが、からだにストレスとなり、さまざまな障害を引き起こす原因になるのです。もちろん子どもの成長にも大きく影響します。
次回は柔軟性の影響を受けやすい姿勢についてお話しをします。姿勢は日常生活そのものです。お父さんお母さん姿勢はどうですか?


           
                   著 アスレティックトレーナー 田口 昌宏

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